ジャズピアノコード一覧表で基礎を整える実践ガイド|進行付き暗記術

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ジャズ
ジャズの現場では、一覧表を素早く読み替えて手と耳へ落とす力が求められます。本稿は「ジャズ ピアノ コード 一覧表」を起点に、読み方の前提から進行の定番、左手の配分、テンションとスケールの対応、練習設計までを段階的に整理します。

単なる暗記ではなく、図表と手順で迷いを減らし、短時間で音にできる実践を重視します。

  • 一覧表の記号を構成音へ素早く変換する
  • 進行のパターンをキー循環で束ねて記憶する
  • 左手の配分を統一し再現性を高める
  • テンションとスケールを音型と結び付ける
  • 日次ルーチンで定着と速度を両立させる

ジャズピアノのコード一覧表の見方と前提

一覧表は記号辞典ではなく、演奏手順の短縮形です。

まず記号の揺れを正規化し、構成音とガイドトーンへ直結させます。次に転回とテンションの優先順位を決め、キー循環に沿って参照する順番を固定化します。最後に実用ツールを選び、練習の入口で迷わない準備を整えましょう。

主要記号と構成音の読み替え

△7とmaj7、−7とmin7、øとm7♭5など、同義記号を一列に束ねておきます。読み替えは度数で統一し、C△7なら1・3・5・7、C7なら1・3・5・♭7。テンションは9・11・13を基本に、表記が無い場合の安全値を自分のルールで決めておくと現場での迷いが消えます。

転回形とテンション表記の整理

転回はガイドトーン(3rdと7th)を軸に考えます。テンションはスケール前提で許容を見極め、メジャー系は9と13、ドミナントは9・13・♭9・♯9・♯11の候補を持ちます。表記の揺れは演奏前に置換テーブルへ写経し統一しましょう。

ボイシングの基本原理と指配置

左手は1音または2音のシェル、右手でテンション含むクローズ配置を基本にします。ルートが重い場面はルートレスへ切替え、3rdと7thの位置関係で機能感を保ちます。黒鍵側で指が密集しない置き方をテンプレ化すると安定します。

キー循環とダイアトニックの対応

循環図を回しながら、各キーのダイアトニックをm7−m7−△7−7…と番号で暗唱します。進行の置換は循環上で隣接を優先し、遠い移動は代理と経過和音で橋渡しすると滑らかです。

実用ツールと参照手順の決め方

紙の早見表、タブレットのPDF、任意のキーへ移調するアプリの三点があれば十分です。参照は「記号→度数→指の置き換え→音出し」の順で固定し、復唱の時間を短縮します。

記号 度数 最小形 推奨テンション 備考
△7 1 3 5 7 3 7 9 13 安定
m7 1 ♭3 5 ♭7 ♭3 ♭7 9 11 内声
7 1 3 5 ♭7 3 ♭7 9 13 ♭9 緊張
ø 1 ♭3 ♭5 ♭7 ♭3 ♭7 11 ♭13 橋渡
o7 1 ♭3 ♭5 𝄫7 対称 ♭9 経過
sus4 1 4 5 ♭7 4 ♭7 9 13 解放
  1. 同義記号を一枚に統合して貼る
  2. 度数読みで口唱しながら置く
  3. 3rdと7thの位置を最優先で決める
  4. テンションは安全値から足す
  5. 循環図でキーを時計回りに確認
  6. 参照手順を声に出して固定する
  7. 迷ったら最小形へ瞬時に戻る
  8. 録音し復唱時間を短くする
  • 度数統一で記号の揺れを吸収できる
  • 最小形基準で破綻を防げる
  • 循環参照で移調が早くなる
  • 安全テンションで音の濁りを回避
  • 口唱復唱で定着が加速する
  • 手順固定で本番の迷いが消える
  • 録音確認で客観性を得られる

注意:表記がC−7のとき、曲集によりm7と同義でない例外記載があります。度数確認を優先し、耳で濁りを判定してください。

Q: まず覚える優先順は?
A: m7と7と△7の最小形→9と13→♭9の順が効率的です。

Q: 記号が多くて混乱します
A: 一覧表に同義記号の列を作り、度数で口唱してから鍵盤へ置くと整理できます。

Q: どのテンションを足せば良い?
A: 安全側は9と13。次に♭9や♯11を場面で選びます。

「記号→度数→ガイドトーン→テンション」の順で手順化すると、初見でも落ち着いて弾けるようになりました。

基礎の読み方が固まったら、よく使うコードタイプをテンプレ指置きで束ね、迷わず展開できる状態にします。

主要コードタイプ一覧と指置きテンプレ

各タイプが登場した瞬間に左手と右手の配分が自動で決まると、打鍵に余裕が生まれます。ここではメジャー系・マイナー系・ドミナント・減少系の骨格を一覧表で整理し、テンプレート化した指の置き方で反応速度を高めます。

メジャー系とマイナー系の骨格

メジャー系は3rdと7thの明るさを保ち、13で光を足します。マイナー系は♭3と♭7で骨格を締め、9と11を状況により加えます。左手は3rdと7th、右手は5度とテンションをクローズで添えると滑らかです。

ドミナントの拡張と代理

ドミナントは張力の調整弁です。9・13の明るさ、♭9・♯9の緊張、♯11の浮遊感を使い分けます。トライトーン代理(V→♭II7)はベース移動を半音に抑えつつ内声進行を保てるので一覧表へ併記し、手癖化しておきましょう。

減少系と半減の使いどころ

o7は対称構造で、ベースの半音進行を作る経過和音に有効です。ø(m7♭5)はIIø−V7−Iの短調終止で頻出。左手は♭3と♭7のシェル、右手に11を足して陰影を作ります。

タイプ シェル 右手 推奨追加 代理
△7 3 7 5 9 13 6
m7 ♭3 ♭7 5 9 11 m6
7 3 ♭7 9 13 ♭9/♯9 ♭II7
ø ♭3 ♭7 11 ♭13 9 m6
o7 3 6 ♭9 経過
sus4 4 ♭7 9 13 3解決 Vsus
  1. 各タイプのシェルを無意識化する
  2. 右手は9と13の配置から始める
  3. ドミナントは二系統の張力を準備
  4. 代理進行を循環図へ書き足す
  5. 短調終止のøを日課へ組み込む
  6. susは解決の位置を体で覚える
  7. o7で半音進行の滑走路を作る
  8. 録音で濁りの閾値を決めておく
  • テンプレ化で初見の負荷を下げる
  • 張力管理でフレーズが活きる
  • 代理併記で選択肢が増える
  • 短調強化で実戦対応力が上がる
  • 解決設計で歌心が保たれる
  • 半音接続で流れが滑らか
  • 濁り閾値で判断が速い

注意:♭9と13の同時使用はメロディと衝突しやすい場面があります。旋律の音域を優先して選びましょう。

Q: 右手が濁ります
A: 5度を抜いて9と13だけにし、旋律と重複しない位置へ移動してください。

Q: 代理の判断が遅い
A: V→♭II7を12キーで先に体へ入れ、次に裏コード以外の代理へ広げます。

Q: 短調終止が弱い
A: IIø−V7alt−iの三点を毎日反復し、右手は♭9と♯9を交互に試しましょう。

タイプごとに「まずこれを置く」を決めたら、迷いは半減し、歌の余白が生まれました。

コード単体の反応が速くなったら、次は進行パターンを一覧表で束ね、曲全体の見通しを作ります。

進行別一覧表で身につける運用法

進行は和声の文法です。II−V−I、ターンアラウンド、ブルースやモーダルなど、頻出形を表と手順で固めれば、初見の譜面でも迷いません。置換や地域差を踏まえ、構造を数通りで弾けるようにします。

II−V−Iの地域差と置換

ニューヨーク系はタイトなテンション選択、ウエストコーストは開放的な13の多用など、感触に差があります。置換はVの裏コード、IIのトライトーン置換、Iへの先行ドミナントを用意しておくと展開が速いです。

ターンアラウンドの定番

I−VI−II−V、I−VIø−IIø−V7alt、Imaj7−♭III7−♭VI7−♭II7など、同形で色味の違う回し方を準備します。ベースの動きを最小化しつつ、右手のテンションで景色を変えるのが実用的です。

ブルースとモーダルの要点

ブルースはI7−IV7−V7の骨格に、♯IVoやIIm−Vを経過に挿す定番を加えます。モーダルは和音の変化が少ないため、テンションとリズムの設計が肝心。サウンドの長期維持に耐えるボイシングを用意します。

進行 骨格 置換案 右手方針 備考
II−V−I m7 7 △7 V→♭II7 9 13 基本
Turn I VI II V 裏コード 13中心 回帰
短調終止 IIø V7 i Valt ♭9♯9 陰影
Blues I7 IV7 V7 ♯IVo 9 13 定番
Modal 少変化 声部 継続
Backdoor IVm7 ♭VII7 I 9 ♭9 柔解
  1. 進行を数字で暗唱し循環で回す
  2. 裏コードを全キーで即時に置く
  3. ターンは三種類を日替わりで回す
  4. 短調はV7altの二系統を準備する
  5. ブルースで経過和音の位置を固定
  6. モーダルで声部の動きを設計する
  7. 録音のバッキングを自分で採点する
  8. テンポ別に再現性を検証しておく
  • 数字暗唱で移調が無痛化する
  • 裏コードで張力を自在に操れる
  • 三種ターンで色替えが速い
  • 二系統Altで短調に厚みが出る
  • 経過固定で流れが自然になる
  • 声部設計で長尺に耐える
  • 自評録音で客観性が育つ

注意:置換を多用しすぎると旋律の重心が失われます。歌のフレーズと衝突しない範囲で行いましょう。

Q: II−V−Iで音が重くなる
A: IIの5度を抜き、Vで13を足す配置にすると流れが軽くなります。

Q: ブルースの色替えが単調です
A: 小節3と6に♯IVo、9小節でIIm−Vを差し込み変化を作ります。

Q: モーダルで飽きます
A: 声部進行とリズムの型を二種類用意し、交互に回してください。

進行を数字で覚えた瞬間、初見の譜面でも視線が先へ進み、置換の選択が間に合うようになりました。

次はバッキングの土台となる左手の配分を一覧化し、安定した伴奏を作ります。

左手ボイシング一覧と伴奏の作法

左手はリズムと和声のアンカーです。シェルからルートレス、ドロップ2やクローズの配分まで一覧表で統一し、テンポと編成に応じた最適解へ素早く切替えます。ウォーキングやコンピングの粒立ちもここで整えます。

シェルとルートレスの切替

小編成やベース有りではルートレスを基本に、3rdと7thを確定させます。単独演奏やベース無しではルート入りのシェルへ戻す。切替ポイントを小節頭と終止形に固定すると安定します。

ドロップ2とクローズの配分

右手のクローズに対し、左手でドロップ2の広がりを作ると濁りが減ります。テンポ速めはクローズ比重、バラードはドロップ2で空気を作る。声部の重複を避けるため、旋律の音域を常に意識します。

ウォーキングとリズムの整え方

ウォーキングは1拍目の根拠を明確にし、2拍目以降をガイドトーンと半音経過で繋ぎます。コンピングは休符を恐れず、ドラマーのハイハットやライドの位置へ吸い付くように置きます。

状況 左手方針 右手方針 推奨音域 備考
ベース有 ルートレス クローズ C3周辺 重複回避
ソロ シェル メロ支援 A2〜C3 土台
速め クローズ 簡素 B2〜D3 機敏
バラード ドロップ2 広がり A2〜B2 空気
密編成 間引き 高域 C3上 隙間
トリオ 交互 反応 B2〜C3 会話
  1. 編成に応じてルールを事前に決める
  2. 3rdと7thの衝突を最優先で避ける
  3. テンポでクローズとドロップ比率を変える
  4. 休符を設計しリズムの呼吸を作る
  5. 低域の濁りは音数削減で解決する
  6. ウォーキングの起点を固定する
  7. 録音で重複帯域を特定して修正
  8. ドラマーの位置へ音価を揃える
  • 帯域管理で濁りを未然に防ぐ
  • 休符設計でグルーブが生まれる
  • 切替即応で編成変化に強い
  • 会話志向で音が絡み合う
  • 起点固定で安定感が出る
  • 重複回避で音量を下げられる
  • 音価整合でバンドが締まる

注意:左手の低域で5度重複は濁りの主因です。5度は右手か高域へ譲り、低域はシェル中心にしましょう。

Q: ベースとぶつかります
A: ルートレスへ切替え、帯域をC3周辺へ持ち上げてください。

Q: コンピングが忙しいです
A: 休符を意図的に入れ、ドラマーのリズムに合わせた短い語彙を繰り返します。

Q: ウォーキングが単調です
A: 半音経過とガイドトーン接続を1小節ごとに交互に使い分けてください。

帯域の重複を消しただけで、同じ音量でも全体がよく聞こえるようになり、フロントが吹きやすそうでした。

基礎の伴奏が整ったら、テンションとスケールの対応表で音色の選択を素早くします。

テンションとスケール対応の早見表

テンションは色彩、スケールは文法です。対応表で「このコードならこの範囲」と即決できれば、右手の音選びは迷いません。アボイドを避けつつ、メロディの文脈に寄り添う音を選びましょう。

ガイドトーンとアボイドの判断

△7系での11、ドリアンでの6、ミクソリディアンでの4など、アボイド傾向を把握します。ガイドトーンは常に安全地帯なので、テンションで迷ったら3rdと7thに戻ってから隣接音へ広げます。

スケール選択の原則

△7はアイオニアンかリディアン、m7はドリアン、7はミクソリディアンを起点にします。Alteredが欲しいときはスーパー・ロクリアン、浮遊感はリディアン♭7など、色ごとに一手先の候補を持ちましょう。

リハーモナイズの入口

メロディの長音に対し、同音を含む代理コードを提案するのが安全な入口です。IVmや裏コード、IIøの挿入で流れを変え、旋律を傷つけずに景色を更新します。

コード 推奨スケール 安全テンション 注意 代案
△7 Ion Lyd 9 13 11避け 6
m7 Dor 9 11 13過多 Nat6
7 Mix 9 13 11衝突 ♭9
7alt SupLoc ♭9 ♯9 13曖昧 ♯11
m7♭5 Loc#2 11 ♭13 9過敏 Nat9
7sus Mix 9 13 3解決 3導入
  1. 各タイプの安全スケールを固定する
  2. アボイドを声に出して確認する
  3. 色別の二段目候補を用意する
  4. 旋律と衝突したら即ガイドへ戻る
  5. 代理は旋律長音を最優先に選ぶ
  6. スケールは歌える速度で覚える
  7. 録音で色の差を客観的に比較する
  8. 練習帳に色の感想を書き残す
  • 安全帯を知ると判断が速い
  • 色分けで表現が揃う
  • 戻り道があると攻められる
  • 長音優先で旋律が保たれる
  • 歌える速度で定着が深い
  • 客観比較で選択が安定
  • 感想記録で色の語彙が増える

注意:Alteredの過剰使用は旋律の輪郭を曖昧にします。曲の句読点でのみ強く使いましょう。

Q: スケールが多すぎて覚えられない
A: 各タイプ一種類を「母」とし、色替えは二つだけ追加して回しましょう。

Q: どの色が合うか分からない
A: 長音に含まれる度数を最優先にし、衝突するアボイドを避けます。

Q: 代理で迷子になります
A: まず裏コードのみを固定化し、次にIVmとIIøを順番に足してください。

「安全帯→二段目候補→戻り道」を作ってからは、色替えの怖さが消え、旋律を中心に組み立てられるようになりました。

最後に、一覧表を日々の練習へ落とし込み、短期で戦力化するロードマップを示します。

練習計画と暗記のロードマップ

学習は設計次第で速度が変わります。日次ルーチンと段階化で負荷を均し、記憶術と録音評価で定着を高めましょう。セッション前の準備をチェックリスト化すれば、初参加でも手堅く演奏できます。

日次ルーチンと段階化

10分のシェル回し、10分の進行練習、10分の曲適用、5分の録音チェックという四段構成が汎用的です。テンポを日替わりでずらし、弱い帯域を重点的に回します。

速習に効く記憶術

数字暗唱、色分け付箋、循環図の矢印、口唱録音の三点を併用します。視覚と聴覚の二重化で想起時間を短縮し、初見でも手が勝手に動く状態を目指します。

セッション前の準備

キー候補の把握、テンポ帯の確認、定番イントロとエンディングの用意、持ち曲の表更新。現場での会話速度に合わせ、一覧表は最小限に要点だけ残し、視線の往復を減らします。

要素 時間 道具 記録 判定
シェル 10分 循環図 ○× 滑らか
進行 10分 早見表 回数 無停止
適用 10分 曲集 曲名 再現
録音 5分 スマホ 感想 改善
色替 5分 付箋 色名 選択
締め 5分 翌目標 明確
  1. 四段構成を固定し開始時間を統一
  2. 循環図で弱点キーを重点的に回す
  3. 録音の自己採点を三項目で行う
  4. 色替え候補を二つだけ常備する
  5. 曲への適用を毎回必ず一曲行う
  6. 翌日の一行目標を必ず書き残す
  7. 週末はテンポ上限の更新に挑戦
  8. 月末に一覧表を再編集して軽量化
  • 時間固定で習慣化が容易
  • 弱点重点で伸びが速い
  • 三項採点で改善点が明確
  • 候補限定で選択が迅速
  • 曲適用で現場力が育つ
  • 一行目標で迷いが消える
  • 軽量化で持ち運びが楽

注意:練習時間を増やすより、手順と記録の質を上げる方が定着は速いです。欲張らず四段を守りましょう。

Q: 30分しか取れません
A: シェル10分、進行10分、録音5分、目標5分で十分に効果が出ます。

Q: 何曲用意すれば良い?
A: ジャムの定番5曲を先に固定し、各曲で二種類の回し方を準備します。

Q: 暗記が苦手です
A: 色分け付箋と数字暗唱を併用し、五度圏で回して一巡ごとに録音確認します。

四段構成と一行の記録だけで、演奏の迷いが減り、リハから本番までの準備が半分の時間で済むようになりました。

ここまでの設計が整えば、一覧表は単なる資料ではなく、演奏を支える実戦のダッシュボードになります。

まとめ

一覧表の本質は「演奏手順の短縮」です。記号の揺れを度数で正規化し、ガイドトーンへ直結。主要タイプのテンプレ指置きを決め、II−V−Iやターンアラウンドを数字で束ねて移調を無痛化します。

左手は帯域管理と休符設計で濁りを排し、テンションとスケールは安全帯→二段目候補→戻り道で素早く選択。

日次は四段構成と録音採点、一行目標で定着を加速しましょう。今日の一歩は、同義記号表の作成とシェル回し10分、II−V−Iの裏コード化を12キーで一巡です。小さな手順が、次のセッションでの自信に直結します。